【佐倉市】「この世界の片隅に」作者・こうの史代さんのデビューから現在までを網羅した大規模な回顧展が、佐倉市立美術館で開催されます。
2025年8月2日(土)~10月2日(木)、漫画家・こうの史代さんの初の大原画展『漫画家生活30周年 こうの史代展 鳥がとび、ウサギもはねて、花ゆれて、走ってこけて、長い道のり』が、佐倉市立美術館で開催されます!

※佐倉市立美術館の外観
こうの史代さんは『夕凪の街 桜の国』(手塚治虫文化賞新生賞、文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞)や、『この世界の片隅に』(文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞)で知られる漫画家。キャラクターも、背景も、すべて愛らしいタッチで描かれているのが魅力。

※プレスリリースより/《夕凪の街 桜の国》2004年 ©︎こうの史代/コアミックス
見た目は愛らしいけれども、作品からは力強さ、柔軟さも感じられますね。500枚以上の漫画原画を展示、膨大な挿絵原画、絵本原画、作品のコンテやメモ、ブログ「こうのの日々」に登場するスケッチブック、制作風景を記録した初公開の映像など、こうの史代の画業のすべてがわかる展覧会。

※プレスリリースより/《この世界の片隅に》2007年 ©︎こうの史代/コアミックス
こうの史代さんは初期からアシスタントを起用せず、また一部を除いて、スクリーントーンをほとんど使用していません。原画で見られるのは、こうのさんの手によって描かれた線。「1枚の絵」として、その線の躍動する魅力、新鮮な色彩の力を感じられます。

※プレスリリースより/WEEKLY漫画アクション新人賞募集イラスト、1992年 ©こうの史代
こうの史代の「あとがき」を展示スペースの最後に展示。これが見られるのは佐倉市立美術館のみ! また、8月2日(土)・3日(日)は、11時頃からこうのさんが美術館内で絵を描いているそう! これはファンは絶対見逃せない!

※プレスリリースより/((描く人)) ©️こうの史代
こうのさんへお手紙を書く関連イベントや、特製グッズ販売もありますよ。観覧料は一般1000円、大学生800円、高校生以下無料。市内各所にて8月1日(金)まで前売り券も販売予定。この夏は親子で、この柔らかな世界観にどっぷり浸ってみてはいかがでしょうか?
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