【佐倉市】魅力的な展示会を次々と開催している佐倉市立美術館。常設された「20世紀を代表する椅子」の座り心地を味わってみては?
佐倉市立美術館は、佐倉市の中心部、歴史風情を感じる新町通りにあります。大正時代建築の旧川崎銀行佐倉支店がエントランスホールとして活用され、外の「日常」と美術館という「非日常」とをつなぐ役割を担っています。趣ある赤レンガの外観が、風格を醸し出していますね。
佐倉・房総ゆかりの近現代作家の作品が常設展示されており、加えて現代美術、版画、子ども向け夏休み企画など、多様な展覧会を開催。2025年8月2日(土)からは「この世界の片隅に」で知られる漫画家の展覧会、「漫画家生活30周年 こうの史代展」が開催されます。
美術館に駐車場はありませんが、向かいの「夢咲くら館」や周辺の無料・有料駐車場を利用可能。展覧会ごとに入館料が必要となるものもありますが、入館は無料。街歩きの途中で、1階にあるカフェに立ち寄ってひと休みすることもできますよ。
いつ行っても無料で楽しめるポイントは、館内に設置された20世紀を代表する椅子たち。ニューヨーク近代美術館で永久展示になっている椅子と、同じものが置いてあります。しかも、全て自由に座り心地を試すことができるのです!
驚きなのが、この椅子たちはレプリカではなく、本物なのだそう。こちらの「バルセロナ チェア」はネットで検索するとウン万円~ウン十万円するもの! 知らなければなんてことない椅子と素通りしてしまうところですが、本物と知ったら思わず姿勢を正してしまいます。
一見、硬くて座りにくそうに見えるこちらの「レッド・アンド・ブルー」や「ジグ・ザグ」も、座ってみると、この傾斜に身体がぴったりとおさまって快適。さすが20世紀を代表する巨匠が生み出した作品です。

「グラン・コンフォール」
展示されている作品を観るだけでなく、美術館内に設置されたすべての椅子を探し出して、座り比べてみるなんて楽しみ方もできますね。趣あるレンガ造りの美術館で、心豊かなひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか?
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