【佐倉市】市内在住・在学の小中高生は、佐倉市が観覧料を全額補助。阿見町予科練平和記念館で、平和の大切さ、命の尊さを知ってほしい。
20世紀の初め頃から、世界中で飛行機の開発が進み、パイロットがたくさん育てられました。世界に遅れないようにするため、日本でも14歳~17歳の少年たちを集めて、パイロットの訓練をする学校が作られました。そのひとつが、茨城県・阿見町にあった「予科練」。

阿見町予科練平和記念館
予科練とは、「海軍飛行予科練習生」を短くした呼び方です。パイロットの基本的なことを学び「飛行練習生」になると、本物の飛行機に乗ります。卒業生は1941年から始まった太平洋戦争で、重要な戦力に。卒業生の10%の約2万4000人が戦争に行き、そのうち約1万9000人が戦争で亡くなりました。

※参考:一式戦闘機 隼 /知覧特攻平和館
同じ地域で暮らしていた80年前の同年代の子供や若者が、どんな気持ちでパイロット技術を学び、どんな気持ちで生活し、どんな気持ちで戦場へ向かったのか。終戦80年の今、子供たちに平和について、命の尊さについて、真剣に考えてほしい。

※画像提供:佐倉市HP
阿見町には、予科練の当時の資料を展示している「阿見町予科練平和記念館」があります。佐倉市では平和について様々な取り組みを行っており、その一環として、市内在住・在学の小学生・中学生・高校生を対象に、予科練平和記念館の観覧料を全額補助しています。

※画像提供:佐倉市HP
対象者1名につき、引率者1名についても全額補助。なお、中学生・高校生は、入館時に学生証を提示してください。2025年9月6日(土)~2026年1月31日(土)は改修工事のため休館となるので、この夏休みに訪れるのがよいタイミングとなりそう。家族で平和について、話し合ってみてはいかがでしょうか?
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