【佐倉市】音を頼りに、誰もが楽しめる新しい卓球。佐倉市サウンドテーブルテニス同好会で、スポーツを通して共に生きる喜びを。
視覚障がい者のために日本で考案された「サウンドテーブルテニス(STT)」は、ボールの中に入った金属球の音を頼りにプレーする、音のスポーツ。佐倉市では、2017年に「佐倉STT同好会」が発足し、代表の石井れい子さん(74)を中心に、視覚障がいのある仲間とボランティアの協力で活動を続けています。

※画像提供:佐倉市STT同好会様
練習は志津市民プラザで週1回、月5回。年に一度の公民館まつりでは体験コーナーを設けたり、他県チームとの交流試合にも参加。STTを通して、障がいの有無に関係なく人と人がつながる輪を広げています。

※画像提供:佐倉市STT同好会様
ルールは卓球と同じ。木のラケットでボールを転がして相手に返します。「このスポーツは、子どもから高齢者まで年齢も性別も関係なく、アイマスクをつければ誰もが同じ条件でプレーできます。ケガの心配も少なく、楽しく体を動かせるのが魅力です」と石井さん。

※画像提供:佐倉市STT同好会様
昨年の公民館まつりでは、13歳の全盲の中学生と91歳の参加者が興味を持ち、今では一緒に練習を重ねています。最初はサーブに苦労していた中学生も今では関東ブロック大会に挑戦し、91歳の方はデイサービスの合間に参加するなど、それぞれがSTTを通して元気と自信を得ています。

※練習の様子
一方、毎週の練習場所の確保が課題で、部屋確保のための抽選に奮闘しているとか。石井さんは「安定して練習できる環境を整え、もっと多くの方に参加してもらいたい」と話します。志津市民プラザでの練習時間は、いつでも見学歓迎!

※画像提供:佐倉市STT同好会様
音に耳を澄ませながら、心で打ち合う新しい卓球。佐倉STT同好会は、スポーツを通して全ての人が自由に関わり合い、互いに尊重し合い、共に生きる喜びを広げています。あなたも、サウンドテーブルテニスを体験してみてはいかがでしょうか?
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