【佐倉市】信じられないほど多彩な音色! なんでも鑑定団で高額がついた話題のストリートオルガンの演奏会が、佐倉ハーモニーホールで開催。
2025年4月1日放送のテレビ東京の人気番組、なんでも鑑定団に出演したことで話題の超大型ストリート・オルガンは、佐倉ハーモニーホール(佐倉市民音楽ホール)に常設されています。鑑定結果は、なんと1500万円! 6月現在、2025年の鑑定額ランキング4位になっているお宝です。
佐倉ハーモニーホールには、テレビ出演した超大型のストリートオルガン「サーター」と合わせて、3台のストリート・オルガンがあります。6月15日(日)、ホールエントランスにて、この3台の音色を披露するコンサート(観覧無料)が開催されました。
一番小さい手回しオルガン「ベーニンゲン」は、日蘭修好380年を記念して、製作者から佐倉市に寄贈されたもの。ヴァイオリン、フルート、ベースなどの音色を奏でるパイプが48本内蔵されています。
職員さんがハンドルを回すと、ホールに大きな音が響き渡りました。オルガンと笛の音が美しく、一台で奏でているとは思えないような、複雑な音が絡み合うハーモニーでした。オランダの賑やかなお祭りの中にいるような、思わずウキウキしてしまうような音色。
中くらいの手回しオルガン「サクラ」は、佐倉市に最初に来たストリートオルガン。佐倉日蘭協会設立1周年を記念して、1988年に佐倉市がオランダから購入したものだそうで、佐倉市由来のイラストが施されています。こちらは128本のパイプが内蔵。
「サクラ」の音色には、人形の持つ鐘の鈴のような音やドラム、小太鼓、シンバルの音も加わり、「ベーニンゲン」より演奏者の人数が増えた、楽隊が演奏しているような感じ。一定のリズムでハンドルを回さなければならないため、回す人の技術も必要だそうですよ。
そして鑑定額1500万円の「サーター」! 1989年、市制施行35周年・日蘭修好380年を記念して佐倉市が600万円で購入したものだそう。こちらはハンドルを機械で回す仕様になっています。他の2台よりも音もより大きく力強くて感動! 音の重厚感や迫力が違って、吹奏楽部の演奏を聴いているかのようでした!
佐倉市にはこんなに素晴らしい宝物があったのですね。これは実際に生で聴く価値が大アリです。次回のストリート・オルガンコンサートは、2025年7月12日(土)に開催予定。今のところ時間は未定なので、お出かけ前にHPからご確認くださいね。